一 土の声草のつぶやき聞きながら春の陽背にひとり畑打つ 井川町 遠藤 恵美子
二 雨上がる空七彩に輪を描き過疎地の村に虹の脚立つ 横手市 石橋 喜一
三 車椅子窓辺に寄せて春光を満身に浴びリハビリ始む 秋田市 田中 安
四 人々の願いたっぷり聞き入れて新春の社ふくらみており 秋田市 加藤 隆枝
五 九十年加護給わりし幸せを鎮守の神に謝す夏祭り 大仙市 佐々木 イマ子
六 やわらかな春の日浴びて坪庭に芽出しを願い豌豆の種おく 秋田市 木村 三郎
七 竿灯のリズムに街がふくらみぬ孫の太鼓の一打もそいて にかほ市 鈴木 敏男
八 わが町の祭りを祝う御神輿の渡御のお祓い正座して受く 大仙市 佐藤 よね
九 新装の実習船に大漁旗なびかせ生徒らハワイへと発つ 秋田市 長澤 善徳
十 生業の木の香をまとい古りにし身人うたがわず愚直に生きて 男鹿市 三浦 善隆
一 ひろらなる冬師湿原の野火の跡はや草萌えて春息吹きたつ にかほ市 佐々木 勉
二 冬空を流るる雲の移ろひに過ぎたる日々の夢ぞ儚き 男鹿市 船木 正博
三 間にあってくれよと祈る青信号弱る足を庇う渡り切るまで 秋田市 長尾 洋子
四 日の本に生まれ育ちて95歳戦後80年今すこやかに にかほ市 佐藤 昭子
五 手術後の縫合の跡なぞりたる青年医師は退院を告ぐ 秋田市 加藤 厚子
六 心地よき朝の陽差しを身にうけて鍬先光りひと日はじまる 五城目町 工藤 誠子
七 離乳食ひと匙食べて笑むひ孫集ううからの御節すすまず 潟上市 伊藤 徳ゑ
八 百体の笑みのこぼれる雛の部屋我も笑顔でえにしをしのぶ 秋田市 鈴木 絹子
九 もう一年もう一年と農一途いぶし銀なる米寿の姉は 秋田市 斎藤 康子
十 父母の見守りくるる心地して春分点の日輪に礼す 横手市 佐藤 和美
このセットは、入学試験、資格試験、就職試験に日ごろの成果を発揮し、合格しますよう祈願致しました。
御神札は、神棚か勉強机にお祀りして下さい。
御守は、試験当日にお持ち下さい。
絵馬は、願いごと、ご氏名、日付(受験日)を記載し、彌高神社社務所へお届け下さい。
受験日当日に改めて祈願致します。
なお、御礼参りの際には御神札、御守などを社務所へお納め下さい。